【映画】『カラダ探し』ネタバレあらすじ感想

2022年10月14日公開の「カラダ探し」が公開されました。
ホラーは苦手なのですが勇気をもって見に行ってきたので感想を書いていきたいと思います!

客層としては、高校生・大学生がメインでカップルもチラホラという感じでした。
ひとりで来ていたのは私だけだったので浮いちゃってたかもしれないですね(苦笑)。
ホラーはひとりで見に行くものではないのかな?

目次

基本情報

あらすじ

7月5日、明日香の高校生活は一変した。いるはずのない幼い少女「ワタシのカラダ、探して」と言われたその日から…。深夜0時を迎えた瞬間、気付くと明日香は、高広たちクラスメイトと共に学校にいた。そこに現れた全身が血で染まった少女 ‘’赤い人‘’によって、6人は次々と惨殺されてしまう。 そして目が覚めると、そこはまた同じ7月5日…。 その日から、6人は何度も‘’赤い人‘’に殺され、永遠に同じ日をループすることに…。 明日を迎える唯一の方法は、校内に隠されたバラバラのカラダを探し集めること。性格も異なる6人は、次第に力を合わせはじめ、仲間として友情が芽生えていく。 終わらない死のループから抜け出し、明日を手に入れろ!

https://wwws.warnerbros.co.jp/karadasagashijp/

キャスト&スタッフ

メインキャストは以下の通りです。

橋本環奈(森崎明日香)

眞栄田郷敦(伊勢高広)

山本舞香(柊留美子)

神尾楓珠(清宮篤史)

醍醐虎汰朗(浦西翔太)

横田真悠(鳴戸理恵)

https://wwws.warnerbros.co.jp/karadasagashijp/

スタッフ、制作は以下の通りです。

監督:羽住英一郎

プロデューサー:原祐樹

脚本:土城温美

制作プロダクション:ROBOT

製作幹事・配給:ワーナー・ブラザーズ映画

https://wwws.warnerbros.co.jp/karadasagashijp/

羽見英一郎監督は海猿シリーズや暗殺教室など数々の有名作品を世の中に送り出しています。主演の橋本環奈さんは「暗殺教室~卒業編~」以来6年ぶりの羽見監督作品出演です。

音楽

主題歌:Ado「行方知れず」作詞作編曲 椎名林檎(ユニバーサルミュージック)

挿入歌:Ado「リベリオン」作詞作編曲 Chinozo(ユニバーサルミュージック)

https://wwws.warnerbros.co.jp/karadasagashijp/

Adoの曲が今回の映画を盛り上げてくれています。Adoの歌声の雰囲気が今回の作品にはぴったりでした!ONE PIECE FILM RED でも主題歌・劇中歌を歌っていて本当に大活躍中ですね。

感想(ネタバレ有)

総合評価
ストーリー
構成
キャスト
リピート性
あんの的映画評価表

ストーリー

ストーリーは、青春とホラーが組み合わさったものなのかなと感じました。
ホラーの面では、体をすべて集めるまで同じ日が続くというのは斬新なストーリーですよね。私は8年くらい前に原作を読んだことがあったのですが今になってもカラダ探しのルールを覚えていたくらい当時の私も影響をうけたストーリーでした。

今回私が感銘を受けたのは、ホラー面ではなく青春を生きる生徒たちの描かれ方です。
カラダ探しに選ばれた生徒がそれぞれの孤独を抱えており、カラダ探しをしてお互いに協力していくことによって友情が生まれ、孤独が満たされていく様子が印象的でした。特に、最後の明日香と赤い人とエミリー人形の合体した化け物との戦いは、化け物を孤独の塊とみなして自らの孤独に打ち勝つかのような戦いぶりで感動さえ覚えました。

それぞれの生徒の抱えている孤独は私たちの誰もが一度は経験したことのあるようなもので、多くの人が共感するところがあるのではないかと思います。ホラー全面に打ち出すのではなく、青春のキラキラしているところを多く取り入れることで飽きることなく見ることができるストーリーになっているのではないかと思いました。

個人的には恋愛要素をもう少し増やして理恵の心情をもう少し描いてくれるとさらにストーリーに深みが出て面白くなるのかなと思います。

構成

構成はツッコミたいところがいくつかありました。全体を通して、小説や漫画を読んでいない人からするとルールなど初見では理解しにくい気がします。102分の上映時間ではうまくストーリーとしてまとめているのかなとは思います。

まず、赤い人とエミリー人形が合体するまでの段階では赤い人に殺される痛さや怖さがあまり描かれていないところです。同じ日を繰り返すという面では明日香達の緊迫感がありますが、赤い人に殺されようが生き返ることができるのでどこか楽観的にゲームとして怖いというよりどう攻略するのかというところに焦点が合っていたように思えました。殺されたくないという思いがもっと入ってくると緊迫感が出てきて怖さが増すのかなと思います。

次に、エミリー人形と赤い人が一体化した後の場面で、合体した化け物を教室で捕まえて頭を手に入れようとするところのそれぞれの人物が何をやっているのか仕掛けがどうなっているのかが見にくかったような気がしました。全員が協力しているという絆をメインに描いている場面だったので仕方ないのかなとは思います。また、最後の明日香と合体した化け物との戦いのところでは、化け物の倒され方が上から落ちてきた十字架から刺されるということで少しやりすぎかなと思ってしまいました。もう少し違った倒し方はなかったのか、なぜそうなったのかは気になります。

最後に、明日香が8歳の時に遊園地で殺された新聞に書き変わるところです。明日を迎えられた明日香達が文化祭の実行員として再び仲良くなるところまで描いておきながら、明日香が8歳の時に殺されていたという新聞記事は文化祭の描写に対して違和感を覚えました。
原作では体を集めたら誰か一人がまた生贄となって体を探される人間になって永遠に終わらない連鎖のような描かれ方だったような気がします。今回の作品ではその部分が曖昧になっていたので意味深な終わり方になったのかなと思います。
エンドロールの終わりに持ってくるところは粋ですね。

キャスト

キャストは大活躍中の橋本環奈さんを筆頭に乗りに乗っている若手の俳優陣で固めています。学生など若者受けが良かったのではないかと思いました。

私は橋本環奈さんしか正直わからなかったのですが、全体を通してキャラクターと配役に違和感なく楽しむことができました。

個人的には鳴戸理恵役の横田真悠さんの印象が少し薄かったような気もするのでもう少し個性があっても良かったのかなと思います。余談ですが、横田真悠さんは「世界の果てまでイッテQ」の出川ガールでタレントとしても活躍しているみたいです。これからの女優業での活躍にも期待ですね!

リピート性

リピート性はあまりないかと思います。ホラーということもあって1回演出などを知ってしまうと2回目は楽しみが半減してしまう気がします。

もう一度映画を見たいというよりは、小説や漫画を読んでみたいという気持ちが湧いてきました。私がカラダ探しを原作で読んだのは小6か中1ぐらいの時だったので、そこから8年ぐらいが経ち、内容がこうだったっけと思うところがいくつかありました。もう一度原作を読んで人間関係や赤い人について確認してから見るとまた面白いのかなと思います。

まとめ

今回は映画「カラダ探し」のレビューをしていきました。

ホラーが苦手な私でしたがどうにか耐えられるレベルで楽しむことができました。原作を読んでなんとなく知っていたことも要因として大きかったと思いますが…。

ホラーを楽しみたい人はもちろんのこと、心のどこかに孤独を抱えて生きていたことがある人や学生さんにもおすすめできると思います。

もっとカラダ探しの詳しい内容が知りたい人は、書籍の方も読んでみてください!

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この記事を書いた人

あんののアバター あんの 大学生

現役女子大学生。
ラジオを起点に気になるエンタメを追いかけています。
エンタメをたくさんの人に届けるために発信していきます。

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